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札幌市と大阪市は「GoToトラベル」対象からの除外や利用自粛が促されてから初めての週末をむかえました。
大阪の主要駅周辺では11月27日午後10時台の人出が1週間前と比べて大幅に減少しています。 その一方で、人出が増えている場所もありました。
現在、紅葉シーズンを迎えている京都。
実は、11月28日午後3時の京都の人出は感染拡大前の休日と比べ4%ほど増加。
これは東京、大阪、札幌が減っているのとは対照的な数字です。 11月28日午後3時台に京都駅周辺にいた人は
その半数以上が京都の外から来た人だった、というデータもあります。 奈良と大阪から来たこちらの3人。
もともと大阪を観光する予定でしたが、2日前に急遽、行き先を京都に変更したといいます。
「(GoToで)大阪が除外になったので、京都を選んだのには影響はあったかなと。消去法で京都、京都人に怒られそうやけど」 京都市内の御所南はらしまクリニック・原島伸一院長は「3週間前より検査する検体・患者の数は3倍以上、疲労度からすると5倍くらいの感じ、毎日が。12月の2週目くらいまでが通常は紅葉の観光シーズンになるので、12月末にかけて(感染が)大きく広がる可能性はある」と、紅葉シーズン後の感染拡大を警戒しています。 一方、「GoToトラベル」除外の影響力を痛感しているのが札幌市内のホテルです。
1日で100部屋を超えるキャンセルがあったといいます。 札幌ビューホテル大通公園の森野伊智マネージャーは「これくらい大きなキャンセルは初めて。12月1月と北海道は(スキー等の)修学旅行が非常に多いシーズンですが、この辺は全てキャンセルになっている状況」と話しました。 一時は2割ほどまで落ち込んだ稼働率がようやく5~6割まで回復してきた中での「GoToトラベル」除外。
人気の朝食ビュッフェもコロナ対策をして今月、リニューアルしたばかりでした。 札幌ビューホテル大通公園の森野伊智マネージャーは「ホテルが4月に一度休館していたが、またそういうことが起こるのかなという部分は気持ちの奥底にはあります」と話しました。 一方で、感染者数が最多の東京都は「GoToトラベル」の除外対象にはなっていません。
キャンセルするか迷いながら「GoToトラベル」で東京に来た人も多くいました。 愛知から「GoToトラベル」を利用した人は「(東京に来る判断は)めっちゃ迷いました。でもお金とか結構使っちゃってて、やめるのにも何万円と飛んでしまうので」と話し、京都から「GoToトラベル」を利用した人は「コンサートを見に来た。昨日までどうしようかと思っていて、一応キャンセル規定も探していて」と話しました。 小池都知事はこれまで東京の対象除外について「国が判断すべき」していましたが、きょうは「(GoToトラベルの)一時停止などについて、まだ詳細がわからない部分もある。具体的な内容について所管の省庁に対して意見照会を行いました。国からの回答を見て、今後の対応も考えていきたい」と話しました。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース